それは10月某日でありました。場所はメンタルクリニック。うつ病の私は、主治医である精神科の先生に尋ねました。
「バイクの免許が取りたいんですが・・・」
先生の答えは
「いいですね」
・・・!!!
てっきり駄目だと言われると思っていました。だってここの所うつの感じが良くなかったから。先生が前のめり過ぎるくらいめっちゃ前向きでした。これにはびっくり。
というのも、私はそもそも、調子が悪かったからバイクに乗りたいと思ったのです。そういう話を先日書きました。
ところが先生は、調子が良くなってきたと判断したようです。
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話は続きます。
自分から取り組む事を見られていた
私「前より低空飛行な感じがするので、昔たのしかった記憶をたどってみたら
原付乗ってた時だったので・・・不安ですが・・・」
先生「そういう意欲がわいたこと自体がここ何年かでありましたか?」
私「スキー検定以来、なかったですね。でもあれは実はやってみた結果すごく悪い思い出です。」
先生「バイクは、免許取らないと乗れませんからね。原付にまた乗りますか?」
私「いいえ。それが嫌だから免許を・・・」
先生「スキーは検定取ったからって使える道具の選択肢は広がりませんが、バイクは違いますよ」
私「取ります」
まぁこんな感じで私は教習所へ行くことを決意しました。
自動車学校へ
翌日・・・・
某自動車学校にて。
私「小型2輪マニュアルでナイタープランで入校したいのですが(ド緊張)」
受付(の綺麗なお姉さん)「入校日は曜日が決まっていますので、その曜日に来てください。書類だけいま完成させてしまいましょう!体デカいのに小型なんですか(笑)じゃあこれ書いてください、印鑑押してください、お金は振り込みなので今は出さなくていいですよ!」
私「うっす(ド緊張)じゃあ○日に・・・」
受付「じゃあ○日にこれ持ってきてくださいね!あ!この日に1時間目の教習が入る可能性がありますので!!ではまた○日!!!!」
私「うっす」
まだ入校してないのに色々される
教官「入校の人?小型MT?デカいのに(笑)?じゃあ視力検査とバイク起こすの、今やっちゃいましょう!!!!」
・・・こんな流れで検査室へ。視力検査。なめとんのかと思うくらいデカいCの字をくるくる回されて回答して視力検査終了、片足で立つよう指示され、ケンケンさせられて、手をグーパーさせられて、身体能力問題なしでした。
そのままバイク倉庫に連れて行かれて、言われるがまま小型バイクを寝かせ、バイクを立てる練習。私は力持ちなので余裕でした。
教官「はい、いいね。入校日に説明の後1時間教習が入るかもしれないから、心の準備しといてね。その時これはもうできたからやらないでいいようにしときます。じゃあガンバろね!」
まだ入金もしてないのにこんな感じで事が進み、入校日を待つことになりました。
こうして、帰った後早速教習料金を振り込んで私のバイク人生は30半ばにして始まったのでした。
つづく