ブロブロスキーのブログ

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一塁ランナーがいる時の「振り逃げ」のルール

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4月某日、プロ野球で1アウトランナー1塁ツーストライクで空振り、キャッチャーが後逸したときにバッターが走り出したのを見て「おいおい」と思ったので書いていきます。

 

上記の条件の時は、打者は第3ストライク宣告を受けた時点でアウトになります。なので、振り逃げは不可能です。ちなみにツーアウトなら振り逃げを試みて構いません。

 

なんで?と思う人もいると思うので書いとこうと。しかし、プロがやってるのを見て愕然としましたね。途中まで走っちゃったじゃなくて1塁までバッチリ走ってましたから。

 

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さあ、ややこしい野球ルール用語を使って説明しても仕方がないので想像してください。0アウトまたは1アウトで1塁にランナーがいて、3ストライク目をキャッチャーが取れなかったときのことを。

 

この振り逃げが可能であるとしたら、そこにはワンバウンドの瞬間に「バッターランナー」が発生することになりますね。ここまでいいですね?

 

じゃあ、仮にそうしたら、1塁ランナーは2塁フォースプレーになりますよね。

 

0アウトまたは1アウトで1塁ランナーがいる時に振り逃げがない根拠はこれだけです。2塁がフォースプレーになるという事は、三振した球をわざとこぼしてワンバウンドさせたら2塁フォースアウト、1塁もフォースプレーでゲッツーが成立してしまいます。バッターが三振しただけなのに。

 

ちなみに振り逃げはストライクの見逃しをキャッチャーが捕球し損ねても発生します。ワザと弾いて真下に落としたらゲッツーにし放題です。だからこのゲッツーを防ぐために、第3ストライク宣告時点でアウトというルールになっているのです。ややこしい変なルールなのではなくて、必要があってこうしてあるということです。インフィールドフライに似ていますね。

 

エンドランや二盗を試みて三振ゲッツーの時、仮にキャッチャーがワンバウンドで捕球しようが、1塁ランナーは必ずタッチされてるでしょう?あれは第3ストライクの瞬間にバッターがアウトになってバッターランナーが発生してないからです。

 

プロだったらルールを知ってるだけじゃなくて、こういう事情まで理解できているはずなんですよ。なのに1塁までそれを思い出すことなく走っちゃった選手がいたんです。だからわたしは「おいおい」と思ってこんな記事を書こうと思ってしまったのですね。