ブロブロスキーのブログ

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野球解説で使われる変なコトバ「ゆうこうてき」

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「ゆうこうてき」と聞いてなにを想像されますでしょうか。

 

「友好的」←これですよね。フレンドリー。違います?

 

ここ5年くらい、(野球だけにとどまらないんですが)野球解説者が「ゆうこうてき」を使いまくるんですよ。

 

「今の変化球はゆうこうてきだ」「インコースをゆうこうてきに使えている」

 

私は最初どういう意味なのか本当にわかりませんでした。「変化球がフレンドリー?はぁ?」と思ってましたよ。

 

もしかして投手ごとに持っている資質と打者データとの親和性とか、そういう高度な話をしているのかと。

 

3回目くらいでどういう意味か解りましたけどね。形容動詞の語幹は的がつくものとつかない物がありますよね。日本語文法の話をするつもりはないですけど。

 

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そう、私はこれ間違った言葉だと認識していますが、あの「ゆうこうてき」には「有効的」という字をあてると解読できるようになることに気が付きました。

 

「有効だ」「効果的だ」が正しいのだと思いますが、これが混ざって音が同じ言葉である「友好的」と混同して使われているのだと想像できます。

 

でも。でもでも、「有効だ」には「効果がある」という意味があって、「効果的だ」にも効果があるという意味があります。だからですよ。「有効的だ」という言い方には「有効がある」という「頭痛が痛い」みたいな変なニュアンスがあるんですね。だから聞いていてムカつくんですね。

 

この「頭痛が痛い」みたいな変なニュアンスの言葉というのは割と一般に使われてる場合がたまにあります。

 

「電流が流れる」←これどうです?正しいかどうかは置いといて、一般的に使われてるしムカつかないんですよね。私は嫌なので「電流が生じる」と言いますけどね、これが正しいかどうかも分かりかねますが。

 

ああもうこれだけ言いたかったんですよ。ムカつくんです。どんどん使う人増えてますからね、この言葉。「有効的」って変換で一発で出るんだから恐ろしいですよね。もしかして私の語彙がなくて知らなかっただけのでしょうか。

 

言葉は時とともに変わっていきますから、そのうちこういうのはケチつける側が老害という事で片付いていく歴史が繰り返されています。今後当然そうなることが多いでしょう。

 

でもでも、でもでもだって、例えば「ら抜き言葉」は一応、可能と受け身・敬語を区別できるようにするのに有効な働きがあったんです。「有効的」だったんです。

 

「有効的」はどうかな?何かと区別するような効果や、それがなければアウフヘーベンで後々活きることがありそうですか?無いでしょ。「友好的」と勘違いして変な解釈される可能性が増えるだけでしょう。

 

だから私は認めない!