もう昔話の域になりますが、私が通ってた高校は校則で茶髪とか禁止されてなかったんですよね。ただし、あんまり色が明るいと生徒指導室で説教される感じではありましたけどね。
一方、近所にもう一つ高校があって、そこは茶髪禁止って校則で決まってたみたいでした。地毛が黒じゃない人がどうしてたのかまで知らないし、そういう人がいたのどうかも詳しく知らないですけど。こういう校則の是非は置いといて、あっちは茶髪ダメだったんですよ。
中学からの知り合いも行ってるし、部活やらなんやらを通して結構交流もあったので知ったんですが、この関係性の中であっちの高校(組織Aとしましょう)の人の中に、「うちの高校(組織Bとしましょう)の茶髪のひと」を「悪いやつ」だと言っちゃう、決めつけちゃう人間が一定数いたみたいです。(好き、嫌いじゃないですよ。悪い、ですよ)
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拘束力の及ぶ範囲を考える
考えるまでもないですが、茶髪を悪とし罰するのは「組織A」のルールであって、「組織B」に属する人間がそのルールに従っていないことは全く悪いことではないですよね。なのに、組織Aのルールで善悪の価値判断をしてるんですよ。これの筋が通らんことは平均的な中学生でもわかるはずです。
これは組織Aが勝手に決めたことであって組織Bに影響力を及ぼすはずがないですね。それに、組織Aがこういうルールを作っている目的は、組織Aの内部の統制のはずです。組織Aに統制されている人間が、組織Bやその他の組織、または何の組織にも属さない茶髪の他者を「悪者」にすることではないはずですね。
これが理解できないのはちょっと残念な思考回路だと言わざるを得ません。まぁ一部の高校生くらいだったら仕方ないのかもしれませんが、そのまま大人にはなってほしくないタイプですね。
大人でも、いるんです理解できない人
ほんとかよ、そんなのいるの?何か低レベルな話だな。お前の観測範囲、頭悪すぎるんじゃない?とか言わないでくださいよ。
一番多いのは、どんな場面でもやたら自分ルールを押し付ける人です。いません?いない人は周りに恵まれてますね。あれはだいたい、押し付けるモノがその人が育った「家庭のルール」だったりします。超ドメスティックなルールを他人に押し付けてきてます。これは本当に社会の常識だと思い込まされてしまってる場合が多いので実は切なく悲しい事案なんでけどすね。
そのルール、「お前を縛るための家庭のルール」だから。
他にもあるのは、長年勤めた会社の上意下達方式を家族とかに押し付けたりする人。家族にもちろん嫌われます。転職先(中小)で元職場(大企業)の常識を言いまくる人とかもいます。転職してもっとも嫌われるタイプでしょう。定年退職後、ご近所の人に勤めてた会社のルールを押し付ける人もいます。総スカンですね。
そのルール、「お前らを縛るための会社のルール」だから。
あとは趣味、お稽古事、スポーツに関する「連盟/協会」組織に多いですね。こういうのって組織に所属しなくても自分でできる事って結構あるじゃないですか。それなのに草の根でやってる無所属の人に「連盟/協会ではこう決まっている、お前はルール違反」と高圧的に来る人ってこういう組織には多いです。空気読めてないですね。
そのルール、「お前らを縛るための組織のルール」だから。
大事なことだから3回言いました
いいですか。もう1回言っときます。組織のルールは、組織外の人を操るためにあるんではないです。組織の偉い人が、組織内のあなたたちを操るためにあるんです。そこんところが、勘違いしてほしくないところです。
なんでこんなハイパードキュンに語りかけるような事を書いたのかというと、お察しです。そういう被害に遭ったからですよ。
ああ、まったく嘆かわしい。