ご機嫌よう。オシャレもパチンコもしないしお笑いにも萌えにも興味ない、酒をやめて今禁煙挑戦中の私です。自由にさせてくれよ。楽しさも美味しさも幸せも面白いもカワイイも、自分で見つけて自分の基準で味わうのが至高の喜びなのさ。この心は私の心なんだから感情の「感じどころ」を外から勝手に決めないでくれないか。ほら、ハマーン様が仰っておられただろう。
よくもずけずけと人の中に入る。恥を知れ、俗物!
機動戦士Ζガンダム48話「宇宙の渦」より
さて、きょうは禁煙での仕事2日目に行ってまいりました。
この記事は、「チャンピックスで禁煙シリーズ」の続きの記事です。最初から読まれたい方はこちらへどうぞ。
もう普通の日はタバコ買うってことをしないから大丈夫だろうなと確信してしまって、元々つまらない禁煙日記がこれからますますつまらなくなることを危惧しています。
ただブログである以上、web上の公開備忘録と位置付けてるとはいっても読んでもらうことは少なくとも片隅では意識しています。それすらないつまらん日記だったら手帳に書けばいいわけです。
まぁその辺は各禁煙日記記事恒例の「余談」でなにか読み物として成立すればなぁ、と思っています。
それでは日記に行きます。この日は、ニコチンが72時間くらいで体から抜けると言われているので1日に1記事使って様子を書いていきます。
目次
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チャンピックス11日目・禁煙4日目(2017/08/18)
もう朝起きて「ああタバコタバコ・・・」ってならなくなりました。朝食後もそうです。先日考案した「エア喫煙深呼吸」も出番がありません。だって吸いたくならないから。
「タバコ、必要ないじゃん」っていうのは喫煙中のチャンピックス6日目くらいにふと気が付いたことなんですけど、これ結構大きいイベントだったのだろうなと思います。
昨日まで喫煙欲求がちょいちょい来たのはニコチンが体に残ってることが原因で起こる離脱症状だったと思われます。
9時。職場についたころに禁煙72時間が経過。通説ではありますがこれで身体はニコチンフリーになりました。離脱症状もこの辺を境になくなっていくという話が多いので、もうタバコ買うこともないでしょう。
この後恐ろしいのは先日述べたように「1本あげるよ」という意地悪によるもらいタバコです。でもよく考えたら喫煙者が周りに少ないですし、そこまで意地悪な人周りにいないですし。こんなこと起きないのではないかとも思います。
昼休みも仕事上がりも、クセで喫煙所の方を向いたくらいでタバコ吸いたいとは思いませんでした。これで金曜が終了、連休明けの短い平日をクリアしてまた土日に突入していけるという訳です。簡単だなぁ。
禁煙が簡単なのは、良いことなんですよ。苦労そのものを尊いと見るのはマジで「せーの」でやめませんか。特に人に評価を下す立場にいる人!ニコチン依存より苦労礼賛依存は闇が深いかもしれませんぜ。
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余談:チャンピックスは服薬やめたら再喫煙する?
これは先日紹介した「チャンピックスで禁煙しても意味無い論」で頻繁に出てくる言葉です。中には「絶対再喫煙する」とまで言い切っている人もいます。だから自力でやれって。ほう。
まぁ、薬で欲求押さえてたものが外れてしまうわけですから、例えば1年後、チャンピックスで3か月禁煙した人は自力で3か月やめた人よりは吸っちゃう人多いかもしれませんね。それが正しいと仮定して作ったイメージとしてはこんな感じですね。
こういう「感じ」を根拠に、チャンピックスはダメー!って言っているんでしょうね。ちなみにこの図の根性禁煙群は仮定なので数字がいい加減です。チャンピックス群の方は公表されているデータとだいたい合うように調整しています。だから、根性禁煙群は仮定に合うようにチャンピックス群を上回るようにいい加減な数字を当てました。
これだけ見たら、確かに再喫煙者はチャンピックス群の方が多いように見えます。
でもね、ほら、そもそも3か月禁煙するハードルがそりゃ桁違いなわけです。チャンピックス使用で7割から8割くらいが3か月禁煙できると巷では言われております。いっぽう、根性禁煙は2割くらいだとも。図にするとこうですね。
こちらでは圧倒的にチャンピックス群が有利になります。じゃあ、1勝1敗で引き分けなのか?チャンピックス意味無い論は成立してしまうのでしょうか。
ここで、200人の禁煙を希望する喫煙者がいるとして、上の二つの図を合成して100人ずつそれぞれの方法で禁煙させてみましょう。
実は1枚目の図の9か月後再喫煙率はチャンピックスの「1年後禁煙率は約5割」というデータに合わせて逆算したのです。
ちなみにこの1年後ののちの人生の中でチャンピックス群と根性禁煙群で再喫煙してしまう人の割合は同じくらいだと考えられます。だってチャンピックス群の人ももう「服薬をやめる」というハードルがないわけですからね。
で、今からわざとメチャクチャ恣意的にこの図を読みますよ。棒立ちだと吹き飛ばされるので衝撃に備える姿勢をとってください。
・3か月目から再喫煙する人数がチャンピックス群の方が多いじゃねーか!
・3か月目から禁煙継続できる割合が根性禁煙群の方が大きいじゃねーか!
結論:チャンピックスを使っても意味がない!ドーン!
ツッコミはみなさんの頭が自動的にやってくれると思いますが、統計を見て俯瞰せずに、喫煙所で日々ぼんやりとタバコやめていく人と喫煙所に戻ってくる人を眺めてると、確かにこんなふうに見えてもおかしくないんです。
根性禁煙で3か月もたない人は一瞬過ぎて禁煙開始したと認識されておらず、禁煙開始したと認識されてから戻ってくる人数はチャンピックス飲んでた人の方が多いんですから。
で、こんな風に喫煙所の風景見てた人が偶々孤独に根性禁煙成功させちゃうと、こういう感じのこと言っちゃうわけです。
「私の周りではすごい人格者の意志が強い2人がチャンピックス飲み終えてから再喫煙した!私は根性で禁煙成功した!よってチャンピックスでは失敗する!その理由は薬に頼るという甘えと病気になったら医師に従うという権威主義のせい!根性禁煙したら精神的に強くなる!」
おぅ、そうか。これはご愁傷様ですねぇ。図で言うとガラガラポンで上を選んだ2人が一番右上の25人のところに2人と、下を選んだ1人が一番右下の16人のところに1人が入っただけですね。別になーんも珍しいことではありませんよね。人格とか関係ないし。
3人の禁煙活動を間近で見ていた人と、1000人分10000人分のデータもっている人は見ている世界が違うのは当たり前です。経験のほうが印象が鮮烈でしょう。でもね、個人の経験は、「絶対」「100%」「0%」を否定する材料にはなりえますが、統計を否定する根拠にはならんのです。
印象が鮮烈だから、真理みたいに感じてるだけなのですよ。自分の経験が特殊だと感じているからこそ声高に「自分は真理にたどり着いた」と主張したくなっちゃうんでしょうね。でも実際のところは特殊であるがゆえに、一般に落とし込めない理屈を含んでしまっている。矛盾ですねぇ。
つづく