今まで言ってませんでしたが私はヘビースモーカーです。禁煙外来に行ったのでその辺のことを書いていこうと思います。
2017年8月初旬。精神科にて。
私のうつ病は快方に向かっており、ひとつの薬の処方が止まりました。このとき私は主治医に尋ねました。
「これで禁煙外来に行ってもいいですか?」
禁煙外来に行く。これはつまり、現代の感覚でいくと、ほぼイコール「チャンピックスという禁煙補助薬を飲む」ということ。チャンピックスにはうつ状態などの副作用があるため、私のようなうつ病の人間はそもそも主治医から許可されないことが多いのではないでしょうか(だから、わざわざ尋ねたのですが)。
「いいですよ」
おお、予想していなかった返事!このとき、処方が(ほぼ)睡眠導入剤だけになったのを受け、主治医からついにOKがでました。この時を待っていた!これでタバコがやめられるかもしれない!
目次
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何故、いつから、どれくらいタバコを吸っていたか
大学生~大学院生のころ、私はロックバンドを組んで大学付近のライブハウスなどで活動していました。このライブハウスという場所にいる人間はだいたい喫煙しています。9割くらいでしょうかね。
何故吸うのかよりも、むしろ何故吸わないのか、という空気。吸うか吸わないか以前に、銘柄をきかれるような場所です。これに流されて私は21歳で喫煙を始めました。動機なんてありません。
1か月も経ったころにはラッキーストライクを1日1箱吸うようになってました。この頃には既にやめようとしても10時間ももたない笑えない感じに。結局のところ、いままでの禁煙最長時間は覚えていませんが国際学会へ行く飛行機の中か、飲み過ぎて半日寝た日かどっちかでしょうね。いやそれは冗談で、入院したことがあるのでその7日くらいです。
かくして私はタバコを吸いはじめてからまともに禁煙にチャレンジしようともせず、本数は年月を経て徐々に増え、禁煙外来にかかる前には1日40本のへヴィーなスモーカーに。
吸い始めたころは200円台だったタバコも値上げが続いて今や500円に迫っています。これが1日二箱で…うん、すぐ車が買えるね!って状態になってたわけです。こんなのやめない理由がないんですけど自力でやめられない。
しかし「禁煙外来に行きたい!」と思ったころには私はうつ病に罹患しており、主治医の許可が下りないまま数年の時を過ごしてきました。それが今回ついに、許可されたのです。
禁煙外来へ行く
2017/08/08午前、ついに禁煙外来にかかります。流れはどこのサイトにも書いてあるのでざっと。
・依存症チェック(診断テストを受ける)
・呼気CO濃度測定
・1日の本数と喫煙年数を乗じて200以上か計算
・禁煙の意思確認
・禁煙治療への同意
↓
先生と話して、チャンピックス処方!あっさりしてました。
早速、昼食後の服用
もらってきたチャンピックスを早速昼食後に服用しました。この日から3日間は、1日1回0.5㎎をどこかの食後に服用します。
この薬はタバコがおいしいという感覚を抑えるのと同時にタバコを吸いたいという欲求を抑える作用を持っている薬です。作用機序とかは権威あるサイトに書かれています。
ルールは、3日間は0.5㎎を食後に服用、その後4日間は0.5㎎ずつ朝、夕に服用。
ここまでは自由にタバコを吸ってよい。
8日目からは1㎎を朝夕に服用。
この日から禁煙。
というなんともユルい感じの禁煙活動です。
初日の服薬後の喫煙本数は20本。変わってないですね。吸った感じも何も違いは感じない。副作用も何も感じません。
初日はまぁこんなものなのかな?と思いつつ、「今までやめられなかった私がこの程度でタバコをやめられるとでも思ったか!」という薬に対する挑戦的な気持ちすら芽生えました。
こうして禁煙準備期間が始まったのであります。これから節目節目の事を綴っていきます。
つづく