3/15昼に行われたキューバ×オランダでオランダが勝利しました。
これで決勝ラウンド進出チームの決定は最終戦の日本×イスラエルまで持ち越されたことになります。
日本×イスラエルの勝敗に絞って改めて決勝進出チームがどのように決まるかまとめておきましょう。
目次
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日本が勝った場合
この時は、
3勝 日本
2勝1敗 オランダ
1勝2敗 イスラエル
3敗 キューバ
で日本1位とオランダ2位の進出が決まります。点差や失点数は関係ありません。プレーオフもありません。
日本が負けた場合
この場合、
2勝1敗 日本、オランダ、イスラエル
3敗 キューバ
でキューバの敗退が決まります。この上位3チームが該当チーム間の試合での失点率を争い、1位のチームは勝ち抜け、2位通過が2位と3位のチームのプレーオフで決まります。
ちなみに現在の該当チーム間の試合は
日本8-6オランダ(延長11回、両チームとも守備は11イニング)
イスラエル2-12オランダ(8回コールド、両チーム守備は8イニング)
日本 × イスラエル 未定
ですね。現在の該当チーム間の失点数と守備イニング数を並べてみると
日本6失点 / 11イニング(未定)
イスラエル12失点 / 8イニング(未定)
オランダ10失点 / 19イニング(確定)
です。
日本が4失点以下で負けた場合
日本のプレーオフなしでの勝ち抜け条件は、イスラエルに負けての場合4失点以下が基準になります。それ以上点をとられたら日本はプレーオフに回る可能性が出てきます。日本の即敗退はありません。
日本は後攻ですから、負けても9イニングを守ります。つまり延長戦がなく0-4で負けたとすると
1位 日本 10失点 / 20イニング → 失点率0.500
2位 オランダ 10失点 / 19イニング → 失点率0.526
3位 イスラエル 12失点 / 17イニング → 失点率0.706
となり日本は1位通過になり、オランダとイスラエルがプレーオフを戦います。
日本が5失点以上で負けた場合
オランダの失点率は0.526で確定しており、それを下回る(数字が大きい)と2位でも3位でもプレーオフを戦うことになるため、イスラエルと比較する意味はありません。ですから、日本が負ける場合日本が何点取るかは関係なく、失点数で順位が決まります。
日本が9回5失点で負けた場合は、失点率が0.550となるためオランダを下回り、イスラエルとのプレーオフになります。
こう考えれば、延長戦などをしない限り、日本は4失点以内(点差は関係ない)ならイスラエルに負けても1位で決勝進出となります。逆にどんなに接戦でも5失点以上して負けると、プレーオフに回ります。
そのあたりに注目して試合を見ていくとより楽しめるでしょう。
----以下、追記 2017/03/15 17:10
延長戦の場合
さて、計算を投げていた延長戦で日本負けのケースですが、追記しておきます。
延長10回まで行くと、5失点でも日本の失点率0.524
延長12回まで行くと、6失点でも日本の失点率0.521
となって日本の1位通過が見込めます。単純計算で、ここから2イニングごとに許される失点数は1点ずつ増えていきますね。(失点率が0.5に収束していくから)
最終回に無気力試合をする可能性もある
この試合、イスラエルは勝つことが最低条件なので本気で戦ってくるわけなんですが、日本の場合手を抜いたほうがいい場面と言うのが存在し得ます。
例えば2-3でも0-4でも0-1でも、日本が4失点以内で負けていて9回裏の日本の攻撃を迎えた場合、日本はそのままみんなわざとアウトになって負けてしまえば決勝ラウンドに進出決定することになります。
むしろへたに追いついてしまって延長戦に失点を重ねて負けてしまうと、プレーオフ行きの可能性を自ら作り出してしまうため、「わざと負けるほうが有利になる」場面ができてしまいますね。
こういうのはルール上の欠陥だと思うのですが、あまりにも無気力な姿を見せるとマズいような気もします。オリンピックでは無気力試合で失格とかありましたよね。WBCにそういうオリンピック憲章みたいなのがあるのかまでは知りませんが、あまりになめた態度を取るとお叱りを受けそうですよね。