コンビニって店舗によっては休憩スペースがありますよね。今日そこでコーヒー飲んだんですけどね。近くの席にいた気のよさそうなお爺さん(推定70代後半)が、何かを書き終えて封筒に入れ、封筒を指さして店員さんに尋ねたんです。
「糊はある?」
コンビニは糊売ってますから、店員さんは文房具コーナーに案内しようとしたんですよ。そしたらお爺さんは
「そうじゃなくて、貸して」
と言うのです。コンビニで事務用に使っている糊を貸してくれと。この封筒を閉じるだけだからと。怒ってもいませんでしたし、きっと悪意もなくて超ナチュラルにこれを言ったのですね。
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これはアリなのか
結果的には、お爺さんは糊を借りることに成功し、封筒を閉じて店舗を出て行きました。
コンビニってどこにでもあってちょっと困った時にいろんなものを24時間すぐ買えるのがウリじゃないですか。そこに糊がなくて困っている人がいて、コンビニは糊を売っている。タダで借りるのはアリでしょうか。
糊は「減るもん」ですしね。コンビニが糊を貸した結果、別のものが売れる状況でもありません。私は何かモヤっとしました。
宅急便の伝票書くときのボールペンだったら?
ボールペンも「減るもん」ですよね。でも宅急便の伝票は、ボールペン借りて書く人が多いでしょう。客が書くことによってサービスが成立する物なので。「いや、ボールペンもここで売ってるんだから買えよ」と言われたら他所いきますよね。
ハサミだったら?
じゃあ例えばこれがハサミだったら。「減るもんじゃない」場合はどうでしょう。厳密にはハサミの刃が減るというのは置いといてください。これを買えと言うべきか。まぁ貸したらいいんじゃない?って思ってしまいます。
糊に戻ってくると
お爺さんの行為の是非を放っておいて、店員さんが糊を貸してあげていなかったら、お爺さんは糊を買ったでしょうか。ハサミにしてもそうですが。
たぶん買わなかったでしょうね。普通に考えたら郵便局に行けば上記のボールペンと同じ状況になって貸してくれますし。そしてこのコンビニはおそらく客を一人失います。
店員さん側は貸すのがベターっぽい
いずれにしても買ってくれないなら、波風立てない選択をするしかないのかもしれませんね。一瞬モヤっとした私ですが、結局のところ、店員さんは貸せばいいと思いました。
結局お爺さんの行為はアリやナシや
これって生まれた世代による価値観の違い、ジェネレーションギャップなのでしょうか。それともあのお爺さんが特別ずうずうしかったのでしょうか。
加齢で認知機能が落ちてるから「それを売ってるところだから!」っていうのが解らず、こういう行動を取ってしまったのでしょうか。
いずれにしても、傍観者だった私の中で明確にここからアウトって線がひけません。糊はややアウト、ハサミだったらギリギリセーフ?くらいの気持ちなんです。お爺さんのあの行動の原因を特定したところで意味はないように思いますが、あれがもしお爺さんじゃなかったら・・・?
若い人だったらアウトと判定しそうですし、もっと若くて子どもだったらさすがに貸してやれよと思うでしょうし、お爺さんがキレてたら完全アウト判定になっていたでしょう。
絶対的な正義なんてないなぁと思った出来事でした。
もしかして疑問視すること自体がケチ臭すぎるでしょうか。