投手として三塁牽制悪送球で無様にサヨナラ負けをしたことがある私です(草野球で、ですけど)。こういう暗黒の思い出はいつまで経っても頭にこびりついているものですね。思わずため息が出るような思い出です。黒歴史。今は全く野球をしないオッサンです。
しかしよく考えたらこれって貧乏くじじゃないですか。そのランナーは誰が出したのかとか(まあ私の出した四球でしたけど)、その試合が同点で最終回まで運ばれて行った経緯を全然考えないで最後に悪送球した奴を単純に責めてたらいいってもんじゃないと思うんですよね。そもそももっと悪い結果として前の回に1点取られてたら、その相手の攻撃自体なかったわけじゃないですか。
頑張って言い訳していますが、草野球でこれをやって別に誰かに責められたわけでもありません。みんな優しかったです。ありがとうございました。思い出した時にこうやって心の中で言い訳しないとなんだかやりきれない気持ちになるのです。
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仕事でやったとしたら
ところで似たようなことを仕事でやったと考えたら顔面蒼白ですよね。いや草野球でもじゅうぶん私には効きましたけどね。
失敗したことを素直に認めるのは大切ですし隠蔽は絶対しないほうがいいと思いますが、全部背負い込む必要が本当にあるかは考えたほうがいいですよね。言い訳はあるならしたほうがいいし、みんながそれを聞いたほうがいい。
そう、言い訳はみんなが聞いた方がいい
失敗の言い訳って、宝の山なんですよ。封殺しちゃいけない。プレイヤーがその場で見た考えた失敗の原因を説明する物なんだから、それって最高のフィードバックじゃないですか。
言い訳を封じて失敗の理由が「コイツ」と人間そのものになるのはもうただの人格否定、責任転嫁もいいとこで、仮に一人しか失敗していないとしても最低限のラインとして「コイツ」の「この行動」まで掘り下げないといけませんよね。
言い訳の話じゃないけど、こんな怖いこともありました
以前(もうだいぶ前ですけど)、新人のOJT担当になる人間の集まりがあったんですよ。似たようなことやったことがある人いると思いますけど、きわめて単純化すると「①○カ月後新人にどうなってもらうか目標、②失敗に至ると考えられる原因、③その対策・・・」とかそんな感じの表を埋めるワークをやったんです。この②と③にとんでもないこと書いてる人が結構いましてね。思い出したら眩暈がする。
たとえば②「新人にやる気がない」→③「定期的に飲み会」とかね・・・もうね・・・出会う前から人格否定する予定になってるってどうかしてるよと思いました。そんな姿勢で飲み会に誘ってどこの新人が喜んでやる気出すんだよと。
私は文句を言えなかったヘタレ
その時その集まりでは若い方だった私は絶句したまま抵抗できなかったんですけどね。悲しい思い出です。実際新人が入ってきた後、「あの時絶叫しといたほうがよかった」と思う場面も目撃しましたが、自分かわいさで黙ってやり過ごした無責任な私です。ゴメンネ新人君・・・
お手本をこれから書こうっていうんじゃないですよ。そんなの私は知らないですから。