おでんで口の中を火傷しました。猫舌だからとかそういうレベルじゃなかった。しばらく怖くておでんが食べられそうにありません。
今回はおでんが熱すぎたせいなんですけど、それのせいじゃないのに後になっても記憶に結びついてていつまでも怖いことってありますよね。
大学受験の時だったのを覚えていますが、とある私立大学の試験の前日から調子悪くなり始めたんですよ。その調子悪くなり始めたのが昼ご飯食べたあとで、すごい吐き気と悪寒がして。
その時食べた昼ごはんが豚の角煮だったわけなんですけど、そのあと1か月くらい角煮と聞いただけでオエってなってた記憶があります。角煮は大好きだったし今も大好きなんですよ。でもその後結局3か月くらいは食べられなかったんです。これは急性ストレス障害というやつですかね。
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そのときの受験は受かったからまだよかったのかもしれませんが、落ちてたら一生角煮が食えなかったかもしれません。こんな風に、頭では因果関係がない事がわかっていても苦しいことが同時に起こったせいで変な学習しちゃうことってありますよね。理性を通さずに負の記憶が引っ張り出されるって言えばいいんでしょうか。
どう表現するかは置いといて、その瞬間それは自分に影響を与えないと分かっていることでも、記憶によって自分の気分や体調が変化しうるっていう事です。
ところでこれって、嫌なことにばかり焦点を当てがちですけど、「快」の記憶でも応用できたりするんですよね。嫌なことで実際気分が悪くなるなら、良い事でも同じようにできるはずでしょう?
例えば、緊張してそわそわするときとかに「旅行に行ったときに見た美しい自然の風景」とかを思い浮かべながら深呼吸すると、気持ちがすっきりしたりするんですよ。
私の場合は、上高地の清水川を見た時のことを思い出すようにしてるんですが、まぁこれは人それぞれあるでしょう。
おすすめを挙げておくと、「清流のせせらぎ」「森林と鳥の声」「山頂」ですね。自然が好きじゃない人もいるかもしれません。何でもいいんですが、自分が幼い子供のころのことを思い出して、その子供の自分が喜ぶようなものにするといいと思います。これは、「好きな事」を見つけるのにもとても役に立つ方法ですよ。
このおすすめの挙げ方で、私が「スキーと釣りが趣味のオッサン」な理由もわかろうと思います。そういうのが好きなんですよ。
日々の暮らしに安全感がなくていつもザワつく人は、そういう記憶ひとつ(と言わず、できればたくさん)作っとくと、そこに戻ってくることができるようになって安心できる日々が来るかもしれません。