一昨日、雪の金閣の写真をネット上でたくさん見た方がおられると思います。私は迷っていたんです。すぐに公開すれば、少しは話題になるだろうと。でも、行った順番にお寺を紹介したかったんですよ。結果、当日に雪の仁和寺を紹介した私のブログでは閑古鳥が鳴いていました。
金閣に興味をひかれてきていただいた方も、まぁ読んであげてくださいよ。
その翌日に紹介した龍安寺もとてもいいところなので是非。
この記事はこれらの続きです。
そう、他の寺をディスるつもりはありませんが、その集客力の差は、行ったときに現地で既に知っていたのです。はい、今日はやっと金閣・鹿苑寺の事を書いていきますよ。私は旅行記に速報性など求めていませんから、ゆっくり書かせていただきます。
さて、通称「金閣寺」は、鹿苑寺(ろくおんじ)と言う名前のお寺です。歴史については有名でしょう、西園寺家の別荘を、足利三代将軍義満が応永4年(1397年)に譲り受け、「北山殿」を築いたのが始まりです。極楽浄土をこの世に表現するという意図があったとか。鹿苑寺と名付けられたのは義満の没後であり、義満の法号からその名を取っています。世界遺産です。
前回に引き続き「雪が積もった京都」という特殊な条件での旅行記になりますので、華やかな室内展示物等はほぼ出てきません、雪で埋め尽くされた旅行記となります。
私の旅行記は、実際に皆様が行ったほうが絶対良い体験になるという思いから、何から何まで書くという事はしません。旅行の動機、きっかけになればよい、という程度にお考えください。
と、言いたいところですが今回の記事はもう鹿苑寺の見どころ「金閣」を前面に押し出してしか書けませんでした、とくとご覧ください。
旅行記の写真はすべてオリジナルです、写真も文章も転載はお断りですよ。
では、龍安寺を出たところからお話ししましょう。
目次
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龍安寺から徒歩で金閣・鹿苑寺へ
龍安寺から「きぬかけの路」を北東へ歩いて行きます。立命館大学沿いなのでこの日はセンター試験をやっているのを目撃しました。懐かしい。20分ほど歩いたでしょうか。景色は最高ですが、足場は悪いし、通行する車は泥と雪を容赦なく歩道を歩く人にひっかけて行きますし、なかなかの地獄でした。
まぁ、私の場合は釣り用の長靴と昔のスキーウェアという、いかにもオッサンな格好で行ったので、守るべきものはカメラだけですから大丈夫です。
到着したのかしてないのか分からない、受け付けのはるか前から人が並んでいました。受付なんて見えない位置から。
これが金閣の集客力か・・・53万くらいはありそう少し見くびっていました。ここから結局1時間くらいは受付まで並ぶことになりました。ボタボタと木から雪の塊が落ちてくるのが怖い!
受付を済ませいざ金閣へ
受付でお金を支払います。400円です。金閣はお金があるのかなんなのか、パンフだけではなく美しいお札ももらえます。受け付けが済んだとはいえ、なかなか金閣は見えてきません。
人に押し流されるようにして列は進んでいきます。自分の意図した方向へはいけません。ちょっと金閣が見える位置には人が殺到していて、近寄ることもままならない。これが現代に残された極楽浄土なのか・・・
金閣がよく見える位置をカメラ片手に奪い合う
おしくらまんじゅうしていたら、金閣が見えてきます。ちょっと人のいないところがあると思ったら、そこは木などで金閣が見えない位置です。
列をかき分け、カメラの液晶なんて見る余裕もなくとにかく金閣にレンズを向けて写真を撮ります。ここはそういう所なのか?偶然撮れたものを載せていきます。
狙って撮らずとも探してみると中にはよさげな写真が混ざっているものです。
池に雪が浮いていなければ「逆さ金閣」(雪化粧バージョン)も撮れたのですが、この日は無理でした。
またおしくらまんじゅうで進んでいきます。誰だよ、後ろから押してるのは・・・
狙ってではなく、列に押されて角度を変えていきます。とにかく金閣が見える位置では押される押される・・・
だんだん、裏側へ移動していきます。裏まで凝って作るところがいいですね、感服します。鳳凰さまは横からや後ろからがカッコイイと思います。
真っ白な世界に、真っ赤な木の実、そして金閣。うん、美しいですね。
このようにして人に押し流されていき・・・
鳳凰も後ろ向きになり・・・
金閣の影から出て陽が射す瞬間もパチリ。まさに後光ですね。
こうして人に押しやられて金閣とオサラバです。順路は不動尊方面へ。
さらば・・・
続いて不動尊方面へ
金閣に別れを告げた後は、みんな興味なさげに歩いて行きます。わき見渋滞みたいなもんなんですかね。進むのは速くなります。
龍門瀑もさらっとスルーしていきます。私がカメラを構えると後ろに渋滞が・・・という状態です。シャッタースピードの調整とかしてられません、すべてオートモードで撮ります。
もうここからはさーっと流していきます。最後に金閣が見えるポイントにはまたひとだかりが。もういやぁぁぁと思いながらも、鳳凰のお尻を。
この姿が一番かっこいいような気がします。
雪の金閣・鹿苑寺観光はカオス
足場は水たまりだらけでぬかるんでるし、人に強制的に動かされての観光になります。それだけ雪化粧の名所なのでしょうが、ちょっともういいかな、というのが私の感想です。
さあ、鹿苑寺編は以上です。京都旅行記はまだ続きます。ここから私は疲れた体で嵯峨嵐山へ向かいます。こうご期待!
旅行記の写真に使ってるカメラについては以下の記事で紹介しています。