雪の京都散策、第2弾ですよ。昨日の「仁和寺編」記事の続きです。旅行日も同じです。今回は石庭が有名な世界遺産「龍安寺(りょうあんじ)」に行ったことを書きたいと思います。
仁和寺から龍安寺は歩いてすぐです。とはいえ、雪が積もってると体力は使いますけどね。仁和寺の旅行記はこちら。
龍安寺は、1450年(宝徳2年)に徳大寺家の別荘だったものを細川勝元が譲り受けて寺として創設された歴史を持ちます。後に応仁の乱にて焼失。勝元の子である政元が再興。その後1800年ごろ火災などもあって再興がなされています。現在、石庭で有名な方丈は、同じ龍安寺内にある「西源院」から移築されたものだとされています。
龍安寺の石庭は約25m×10mの空間に白砂を敷き詰め、15個の石を配した枯山水の石庭として著名です。枯山水とは、水を使わず石や砂によって流れを表現する、抽象的な庭文化です。龍安寺の石庭もまた、きわめて抽象化された形で創られており、その意味などは謎に包まれています。
今回も引き続き「雪が積もった京都」という特殊な条件での旅行記になりますので、華やかな室内展示物等はほぼ出てきません、雪で埋め尽くされた旅行記となります。
私の旅行記は、実際に皆様が行ったほうが絶対良い体験になるという思いから、何から何まで書くという事はしません。旅行の動機、きっかけになればよい、という程度にお考えください。
旅行記の写真はすべてオリジナルです、写真も文章も転載はお断りですよ。
では、前回の仁和寺を出たところからスタートしましょう。
目次
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仁和寺から「きぬかけの路」を歩いて龍安寺へ
仁和寺を出て、きぬかけの路へ出ます。仁和寺から龍安寺にかけては、途中から立命館大学に沿って歩きます。紅葉で有名な道路です。
ただでさえ雪で歩きにくいのに、車が通るたびに泥交じりの雪が飛んできます。勘弁してください・・・
途中、山林の中へ入って行けるような脇道もあります。紅葉の季節なら入って行ったでしょうが、ちょっと転びそうだったので私は今回はパスです。
さて、きぬかけの路を歩けば仁和寺から龍安寺はすぐそこ。あっという間に到着です。
龍安寺に到着入場
ここが入口でいいのか?と写真を撮りましたが、私は通り過ぎて第一駐車場から門へ向かいました。
第一駐車場から行くと、そこには茶屋があって梅昆布茶をふるまってくださいました。めちゃ美味しい!
さて、門に到着です。拝観料は500円。
仁和寺よりは雪かきが進んでいる・・・?かもしれません。
とりあえず石庭のある方丈へ一直線
さて、入場です。相変わらず白と黒の世界ですが、飽きてませんよ、音もなく京都に降り積もる雪は美しいです。
最後の階段は、雪の日は滑りやすいので十分注意しましょう。
この雪のトンネルをくぐって、いざ石庭へ!
方丈に到着
さあ、目的の石庭がある方丈に着きました。石庭の前には人がずらり。そこに現れたのは・・・真っ白な庭でした。
うーん・・・うっすら積もるくらいなら素晴らしいのでしょうけど、正直これはミスったな、と思いました。でも仕方ないので、後ろの土塀の色が映え、雪が降り注ぐさまをなんとか表現する写真を。
はい、石庭は本来こんな形をしてますよとミニチュアが展示されていました。ありがたいですね。こんなものに頼る羽目になるとはね。
石庭の裏に回ってみる
庭がアレなので、方丈の裏へ回ってみました。すると、真っ赤な実をつけた植物が!「センリョウ」でしょうか。雪をかぶってかわいいです。
今回の旅行記で鮮やかな色が出てくるのはここだけですよ。
この横には、謎解きをすると「吾唯足知」「ワレタダタルヲシル」と読める銭型のづくばいがあります。
謎解きとは、銭の四角い穴を口として上下左右の字で共有すると完成です。漢字全部写ってないですけどね!見にいってください。
鏡容池をぐるっと回ろうとしたが・・・
さて、方丈を出て歩き回ろうと思っていたんですが雪かき中の所が多かったので元来た道を戻ります。
なんとか行けるようになっていた鏡容池の弁天島へ行きます。橋のアーチが滑って怖いのなんの。コケなくてよかったです。お地蔵様が寒そうにしていました。屋根があって良かったですね。
池はきれいに景色を反射してくれません。氷がはっているわけではなくて、雪が浮いているのです。
これもまた、雪景色の面白さのひとつですよね。池がすりガラスみたいになってます。このまま龍安寺を出て、再び北東へ移動です。
はい、龍安寺編の記事はここまでです。次回は、「金閣鹿苑寺編」です。
旅行記の写真に使ってるカメラについては以下の記事で紹介しています。