おいおい、今時ヤフカテの話かよ…という突っ込みはしてもいいですけどちょっと聞いてくださいよ。
少し前、私の持ってるwebサイト(当ブログではないですよ)がヤフカテに無料推薦で掲載されて、「あれ?」と思うことがあったので。「なんかweb上の情報と違うぞ?」と。
当ブログにしてはちょっと長い記事です。
ちょっと昔のwebサイト・ブログ運営者なら少しは憧れたであろうディレクトリサービス、「Yahoo!カテゴリ」略して「ヤフカテ」。
ヤフカテに登録されると、Yahoo!という強力なサイトからのバックリンクが得られ、SEO効果バツグン!というのが定説でした。これは多分、現在でも幾許かの効果があるでしょう。今のところ効果は感じていませんけど。
ヤフーが独自の検索を提供していたころには、キーワード検索でも上位にはまず「人の目」で見て審査を通ったヤフカテ登録サイトが表示され、その下にロボット検索(いわゆる今時の検索エンジン)の結果が表示されていたそうです。
私はずっと検索はGだったのでそれは知りませんでしたが、だったら当時のヤフーのSEOは「まずヤフカテ」だったわけですよね。
そして、この強力なバックリンクを持ったサイトからのリンクまでもが価値ある物とされたため、ヤフカテ登録を機に相互リンク依頼が殺到したといいます。(今年登録された私のサイトには、そんなことは起きていません)
「ヤフカテサイト○○個からリンクを受けている」という事まで重要視されていたくらいですからね、昔すごい効果があったのは事実のようです。
最近になっても、少ないですがヤフカテに登録されたという喜びの声をネット上で見ることができます。
ところで、「掲載完了メール」を記事に載せている方も中にはいます。そして自分なりに攻略法を書いてみたりしている方もいます。
さて、ここからがこの記事のタイトルの話になります。
目次
- ヤフカテに登録する方法には2通りある
- 掲載決定メールが来ないので変なことをした
- Yahoo!カテゴリのカスタマーサービスに問い合わせをする
- いったん深呼吸、気をつけましょうという話
- 昔はメール来てた可能性
- 最後に
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ヤフカテに登録する方法には2通りある
長いですが、もう少しヤフカテの説明をさせてください。
ヤフカテには2つの登録方法があります。
①「ビジネスエクスプレス」というサービスを利用して5万円(税別)を支払って審査を受け、通過したら掲載される
②自薦、他薦を問わず「推薦」によって無料で審査を受け、通過したら掲載される
この①はお金を払ってサイトを審査してもらい、落ちたら審査のフィードバックをもらえて、再度審査を受けることができる制度です。
それでも通らないサイトはけっこうあるそうですが、これがそこまで難関という話はききません。だって、直せって言われたところ直せば通るんですからね。
当然、フィードバックが来るという事は、掲載が決まればメールが送られてくるでしょう。
今回問題になるのが②の推薦というやつ。ほとんどはサイトを見に来てすらもらえない、何年もかけて推薦し続けてやっと見に来てもらっても何の音沙汰もない、というくらい難関とされています(されていました、なのかもしれません)。
古い情報を漁ってみると「旧帝大の医学部より難しい」という感じの言い回しも見かけます。まぁそれは言い過ぎだと思いますけどね。
それだけに、ネット上で見かける、無料でヤフカテサイトを手に入れ、おめでとうメールを受け取ったみんなは、この「推薦→掲載」を大喜びで自慢しているんだ!すごいなぁ!とwebサイト運営歴の短い私は思っていたわけです。
そこにきて、私は作って半年も経っていない、話題にもなっていないwebサイトをダメ元で推薦してみたら、1発で掲載されてしまいました。
この記事の目的は、その自慢ではありません。私は、この経験を通して、あることに気が付いたのです。
少なくとも最近、無料推薦を利用したと称して「掲載決定メールを晒している人」や、「掲載決定のメールが来て大喜びしたという人」は、なんかおかしいと!
掲載決定メールが来ないので変なことをした
私のサイトがヤフカテに掲載された事を知ったのは、アナリティクスでヤフカテからのアクセスがあることに気づき、ヤフカテを実際に見に行って掲載されているのを目の当たりにしたときです。
掲載決定のメールが来ていない!何かの手違いで間違って掲載されたのか?罠か?と不安になりながらも数日が経ちましたが、メールは来ないし、サイトは掲載され続けています。
この数日間、私は友人にヤフカテを別の端末から見てもらい、掲載されているサイトを確認してもらうなどの愚かで意味不明な行動をとっていました。不安過ぎて気が動転していたのです。
優しい友人はそこに私のwebサイトが混ざっているとは知らず、文句を言いながらも、私が指定したカテゴリを表示させたスクショを送ってくれました。
何も知らない優しい友人はさらに、ついでにヤフカテから私のサイトを覗いたようで、「変なことやってるアホなサイトがある」と言ってそのサイトの所有者である私に紹介してくれました。こうして私は恥をかいたのでした。
こういうことが起きたのは、その当時は新着サイトとしてカテゴリ内の一番上に表示されていたためでしょう。いの一番に覗かれてしまったわけですね。
…で、一連の流れからして間違いなく掲載されている。でも通知メールは来ない。なぜだ?まさか、第3者が推薦したとか?それはありえないでしょう。
私はツイッターにヤフカテ公式アカウントがあるのを発見し、そのツイートを眺めてみました。が、私のサイト掲載はつぶやかれていませんでした。
そこでふと、アカウントのプロフィールが目に留まります。そこには、問い合わせページへのリンクが張られていました。
Yahoo!カテゴリのカスタマーサービスに問い合わせをする
不安ばかりが募っていた私は、即座にこのリンク先へ飛び、Yahoo!カテゴリのカスタマーサービスに問い合わせを行いました。以下は概要です。
私「○○(サイト名)の管理者です。先日、私のサイトを推薦して、掲載されているのを確認しましたが、掲載決定の通知メールが来ません、不安です。何故ですか」
ヤ「ビジネスエクスプレスから依頼されたのですか?それでしたら、あれは別の会社が運営しているサービスですから、弊社には情報がございませんので回答できません、申し訳ございません」
私「ビジネスエクスプレスは利用していません。無料の推薦を行いました」
ヤ「回答に至らぬ点がありました、申し訳ございません。Yahoo!カテゴリでは、推薦や変更、削除の依頼に対して完了メールの送信を行っておりません。これに伴って、あなたには完了メールが届いていないという事です」
ああ。そうなんだー…推薦ではメールは来ないんだ。よかった。掲載されてるのは間違いじゃなかったんだ。
えぇ!?じゃあ、ネット上で晒されている、「無料推薦での掲載完了メール」は何だ?あの喜びの声や、苦労話はなんだ?
無料推薦の掲載決定メール、そんなものは現在、存在しないそうですよ。これは公式の回答です。
カスタマーサービスの方がはじめにビジネスエクスプレスの話をしたのは、そもそもヤフカテではメールで通知なんてしてないのに何の話をしてるんだ?っていう感じだったのだと思いますよ。
いったん深呼吸、気をつけましょうという話
知らない人の話はいきなり鵜呑みにしないようにしましょうね。飲み込む前に味くらいは確かめましょう。情報が新しいか古いかも含めて。
個人的には、何かを記事にするときには誰かを傷つけない程度の脚色などはあっていいと思いますし、webサイトやブログ上の日記にまですべて真実だけが書かれていなければならないとは思っていません。(個人の見解です)
が、騙して搾取する意図で事実を曲げて伝えるのならば、そういうのは私は好きではないです。(個人の好き嫌いです)
この記事の内容で言えば、もし、金をとって他人のサイトにSEOを施したり、ヤフカテ対策をうたったりしている所が、もし、事実を曲げて宣伝していたのなら、傷付く人が出ますよね。こういうことは好きではないのです。(個人の好き嫌いです)
webサイト初心者の私は、メールが来るという話の記述を鵜呑みにしていました。2016年の情報もあったものですから。おかげで私は奇行に走り、何も知らない友人がwebサイトを通して客観的に私を「アホ」と認定する珍事が起きました。(これは事実です、アホなのも事実です、ちょっと傷ついたけど)
暇な人は「ヤフカテ 掲載メール」とかで検索してみてください、どうぞ。この手の話がちょっとだけど見つかります。
昔はメール来てた可能性
ここまで書いて、ですが。今回の件をこれまた鵜呑みにして「全員嘘つき」と断じるつもりはありません。上記の検索で出てくる話は、本当に新しい物はちょっとだけ(ちょっとはある)で、かなり古い物が多いです。
古い物に関しては、あれだけ多いと、嘘だったらさすがに指摘があったはずですから、何らかのメールは来てたんでしょう。
今のシステムになる「前」があって(どんなシステムだったか詳しくは知りませんが)、それが変わって、「メール通知を行わないようになった」という可能性が高いです。
ですから、過去には推薦者に対して完了メールが送られていたのだろうと思います。最近の「無料掲載メール晒し」が極端に少ない(ちょっとはある)のはそういうことでしょう。
問い合わせに対するあの回答はそういうニュアンスには見えなかったですけど、そういう事なんでしょう。(個人の感想です)
他薦だったら「あなたのサイトが登録されました」、なんていうメールが来るわけないですよね。(これは事実でいいですよね?)
そもそも自薦、他薦を問わないので、推薦するときにメールアドレスこそ入れましたが、サイト所有者であることの証明とかしてませんし、自分のサイトであるとも書いていませんから、よくよく考えてみたら、現状のシステムで推薦者に「おめでとう」とメールするというのはなんか変なわけです。(これも個人の感想です)
昔はこうだったよ、という情報をお持ちで、教えてくれる優しい方がいらしたらお待ちしております。
最後に
これを知った後、さらに他のサイトの推薦を行ったのですが、推薦終了画面にはちゃんと「登録の可否をメールにて送付することはありません」と表示されました。
これ、登録されたサイトを推薦したとき、私は見落としていたようです。問い合わせたこと自体でも、私は恥かいてたわけですね!もう顔真っ赤です!
いつから制度が変わったのか、結局そこがわからないと何とも言えないという、しょうもない結論しか出せません。(私はもう自分の疑問が解決したのでこれ以上問い合わせはしません。)
真相を知りたければ「いつから通知メールを送っていないのか」とでも問い合わせてみてください。詳しい回答が得られるかどうかはわかりませんけどね。
-------2016/12/08追記------
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