姫路城の歴史は、1333年に、元弘の乱で護良親王の命によって京へ出兵した赤松則村が兵を進める途中、「姫山」に砦を築いたことから始まります。この後1346年、二男の赤松貞範が本格的に姫山に築城、姫山城とします。
その後、1441年には播磨国を与えられた山名持豊が姫路に入りますが、1467年に応仁の乱にて陥落、赤松氏が領国を回復し、のちにいろいろあって黒田氏が城をあずかります。
この後、有名な羽柴秀吉が黒田考高の勧めで入城したのは1580年、3年後に秀吉は大阪城へ移り、弟の羽柴秀長が入封。
その後も入れ替わりはありましたが1600年の有名な関ヶ原の戦の後には池田輝政が城主となり、1601年に現代に残る姿に大改築を行ったとされています。
その後1867年の大政奉還まで、多くの人が入封しますがまぁ予習はこんなところでいいんでないでしょうか。
さて。ここから旅行記です。私は旅行記で全部晒していくスタイルにはしません、みなさんが行って、体験する方がいいですよね。だから、きっかけだけをお届けします。
旅行記の写真は全部オリジナルです。写真も文章も無断転載はお断りですよ。
姫路城に到着すると敷地内の姫山駐車場は2016年11月時点で1回600円、3時間以上は900円です。
休日はここに入る車が渋滞を起こしていますので、待って入る羽目になります。少し離れた駐車場を利用するのが良いかと思います。土地勘のない私は待って入りました。
実は、この駐車場から入場門となる大手門まではかなり遠いです。が、姫山駐車場の駐車券を持っていれば、近道となる市立動物園内の「通過」が許可されますよ。
なのですが、せっかくなので私は反対側に回ってお堀の外をほぼ一周して大手門へ向かいました。
駐車場を出るともう目の前なんですがね。門が遠いんですよ。
目次
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お堀の外を回って大手門へ
お堀の外をぶらぶら歩くと、お堀の中にお魚様が。何とこれ、鯉ではなく全部巨大なソウギョです!
うおっ、デカい。釣りたい…と思いましたがそこには「釣り禁止」の看板が。まぁ、禁止されなくてもお堀で魚釣りなんて私は恥ずかしくてできません。もちろんお城観光に釣具なんて持ってきてないですし。
お堀を歩く私を、ネコちゃんもお出迎えしてくれます。藪から出てきて私の近くで座ったのに、触ろうとすると去っていくツンデレさんでした。
結構歩きましたが、やっと大手門に到着。武者の格好をした方と一緒に記念撮影をした後、門をくぐります。
目の前には、三の丸と言う広場があり、姫路城を正面から眺めることができます。
天守で人がうごめいているのも見えます。ここから見ても混んでいました、写真じゃわからないですね。
入場、天守へ
入城口で1000円を支払って、いざ入城です。こういう感じの所をけっこう登って行きます。いろは歌に沿って名付けられた門をくぐっていきます。ライトなハイキングだと思っていったほうがいいですよ。
壁には敵に矢や鉄砲をブチかますための穴が開いています。いろんな形があるので、行ったら見て楽しんでください。
西の丸などを楽しんでもいいんですが、私は天守へ猪突猛進でした。
天守の前から土足禁止になります。袋は貸してくれますが、靴をぶら下げて歩くことになるので片手はあけておいたほうがいいです。いざ建物に入ると、足が冷たいですし、滑ります。階段は急ですから足元には十分気をつけましょうね。
階段はこんなんです。急でしょう?
お城の中には、この巨大建築を支えるデッカイ木の柱や、その部屋の役割などが展示されています。混んでいますし、説明書きもあるので、ゆっくり観覧しましょう。めっちゃ混んでいるときは、入場制限がかかって階段の前で待たされます。覚悟しておきましょう。
大天守6階へ
写真で見ていただいたような急な階段をいくつも登ると、最上階、大天守の6階に辿りつきます。空襲を奇跡的に凌いだことから神様が奉られています。「長壁神社」というそうです。人しか写らなかったのでこの写真はありません。
さて、ずいぶん登りました。さぞ高いところにいるのでしょう。ここから窓を覗き込むと…
格子にピントが合っていますね(わざとです)
デデン!
デデン!
と、こんな絶景が広がっています。いやー素晴らしいですね。シャチホコがカッコイイ。実はこいつ、改修ごとにデザインが変わってるそうですよ。昔のものも展示されているので必見です。
城から降りると
城を降りて外に出てみると、良い感じに青空が広がっていて、ブサイクにカットされた木のバックに、光り輝く姫路城。この角度がカッコイイですね。しつこいですが、なぜかここの木はブサイクにカットされています。お城を見やすいようにしたんでしょうね。
写真を載せなかった見どころ
他にも、
増築に伴って途中から様式の変わっている石垣、
いわくつきのこわーい井戸、
敵をはねのける石垣の美しい曲線、
瓦に刻まれた家紋、
修復工事の歴史、
美しい門、
など、こんな旅行記では記しきれないほど見どころは沢山です。ぜひ行って実際に見てみてくださいね。
全体の注意点ですが、足元には十分気を付けてください!マジで!背が高い人は、頭上にもね!
旅行記の写真に使ってるカメラについては以下の記事で紹介しています。