ブロブロスキーのブログ

スキーと釣りが趣味の院卒の30代オッサンのブログ。気まま、手軽、あるがまま

うつ病になっても、勝ち負けつけずに楽しめる趣味は継続できている。比較を手放そう

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ブログの説明にある通り、スキーと釣りが趣味のオッサンです、どうも。

 

さて、前の記事で、過去に趣味として格闘技観戦をしていた事、そして野球をしていたことを書きました。初投稿の自己紹介ではギター触っていた話なんかもしましたけど。

 

そして、この記事では危機感を煽られまくってうつ病になったことを話しました。今でも医者に通っています。

www.brobroski.net

 

 

 

そう今日は趣味の話題です。うつ病患者の趣味の話題。もちろん、発病当時は当然趣味なんてなーんにも手につかなかったんです。だけど、治療を受ける中で色々な経緯があって、だんだん趣味に興味が戻ってきて今続いてるのがスキーと釣りなんです。(この色々な経緯は後々書くことになると思います)

 

これは意図的に特定のことをやらなくなったとかではなくて、いつの間にかそうなっていた、という話です。何故なのかちょっと考えてみました。

 

目次

 

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病をきっかけに趣味が整理された

パッと昔からの趣味で思いつくものと言えば、書いてきたようにスキーと釣り、野球、スポーツ観戦、ギターを含めた音楽。当然、聴くのも趣味でした。ライブ行ったりね。

 

この中で、再び興味が湧くことが一切なかったのが、「スポーツ観戦」のうち格闘技。私が「闘争心」に憧れなくなったのが原因でしょう。野球は今でもたまに観に行きます。「美技」が見られますから。

 

このほかにもなかったわけじゃないんですが、「趣味」ではなくなりました。

 

自分のやる野球は、発症後にもちょっと頑張ってやりましたが、集中できなくて試合に入り込めませんでした。

 

発病当時、会社の寮がどうにも苦痛(いつでも会社の人に会ってしまうから)で,あえて賃貸の狭いワンルーム住まいだったことから、近所迷惑なギターは消えてしまいました。

 

これは今なら再び始められる環境なんですが、あのワンルーム生活が長くて興味が消えてしまったのか、楽器とかは押し入れに眠ったままです。

 

音楽鑑賞は、車乗るときのBGM程度には復活しましたが、良いと思うバンドを発掘して聴くようなことはなくなり、昔聴いてたものを回してるだけです。これは単にオッサン化が原因かも。

 

そうして残ったのが、スキーと釣りだったわけですが、これらには共通点があったんですよ。

 

勝つためには、ルールはあるけど騙したり、罠にはめたり

「試合」をするスポーツ、「勝敗」がつくゲームの類。これは野球以外にもたしなんだものはいくつかありますが、基本的に全部やらなくなりました。

 

そのわけは、そういったものはすべて、ルールの中とはいえ、相手の人間を騙したり、罠にはめたりする要素があります。(フェイントを入れたりすることもここには含まれます。)

 

その要素一点が、興味が再び湧いてこなかった原因だと今は思っています。

 

心を病むまでは、何をやるにしても、(ルールを破ってまでではないですが)勝つことが大切なんだと思い込んでいました。言ってしまえば、収入とか、仕事とか、地位、財産の価値、所属する団体の権威まで含めて全部ですね。負けたら不幸が待っている、と。

 

うつ病になって、いろんな治療を受けたりカウンセリングに通ったりしているうちに、その考えは薄れて行きました。

 

勝たなければならないのなら、それは何においても、世界一でない限り必ず他者との比較の中で否定される。世界一になったとしても、常に追い上げられる。

 

私が「勝たなきゃいけない」と突っ走ってきたのは、実は一度も褒めてくれなかった父に褒められたかったからなんだと気付いたんです。大人になって尚、ですよ。

 

自分の中で、スキーは競争しなくても滑っているだけで楽しいし、他人よりうまく滑れてるとか、そういう比較で楽しむ要素はきわめて少なかった。スピード感、コブをいなせた時の達成感、新雪の浮遊感。美しい雪山の景色も。そういうのが好きなのでした。

 

釣りに関してもそうで、競おうと思えば釣果を競えるわけですが、それが楽しいのではなくて、つまり誰かより大きい魚釣ったとか多くの魚釣ったとかではなくて、自分が魚を釣っていることそのものが楽しかったのです。美しい水辺の景色もね。

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そもそも「勝った負けた」が好きではないのでした

そうして趣味という観点から自分の人生を振り返ってみたら、私は全然「勝った負けた」は好きではないと気付いてしまいました。

 

そうすると給料が高いからと大企業にしがみついて、心を削りながら他社(他者)としのぎを削るのはそもそも合ってない。

 

人に上下をつけるという事に全く興味はなくなり、色々と仕事を探してみて面接で話を盛ったりもせずに転職したら、運よく飢えない程度にお金貰えて、時間がたくさんある仕事に就けました。

 

なんだ負け組か、といわれればそうかもしれませんね。しかし、勝つためでも負けるためでもなく、能動的にそれを選びました。

 

 

今の趣味は「あるがまま」でできる

ちょっと脱線しましたが、結局病んだ後にも今趣味で続けられていることっていうのは、「あるがまま」の自分でできる、そうなれることなんですよ。相手の人間を必要とせず、かつその人を負かせようとしたり、自分が負けたりしなくていい趣味です。

 

楽器もそうなはずなんですが、もう少し時間が経ったら興味が戻ってくるかもしれません。完全にうつから解放されたわけではないですからね、今も。